インスタグラムは集客手段となりえるのか?
インスタグラムは集客手段となりえるのか?
結論から書くと「なります」。
これは、私自身がインスタを使って集客をし、実際に売上げを出した経験があるということはもちろん、ちゃんと納得できる『理屈』があるからです。
ここでは「なぜインスタが集客手段になるのか?」「どうやったらネットショップに活用できるのか?」を順を追って書きたいと思います。
私自身も現役のネットショップオーナーとして、日々の仕事をしつつ執筆しますので掲載の間隔がゆっくりになるかもしれませんが、お付き合いいただけますと幸いです。
知らずに始めてはいけない、たった一つの大前提
上で「インスタは集客手段になる」と書きましたが、そもそもなぜインスタグラムを選ぶのかを考えたことはありますか? SNSなら他にも沢山ありますよね?
- 使っている人が多いから。
- 自社の商品を写真で紹介したいから。
- 広告費をかけずに商品の宣伝をしたいから。
確かにこのようなメリットがSNSにはあるので、多くの人が仕事にSNSの導入を決めます。
ところが、これらのメリットはSNSのメリットであって、当然インスタグラムだけのメリットではありません。インスタグラムだからこそ意味がある。その理由をまず真っ先に考えなければなりません。
取り扱う商品やサービスとインスタグラムの相性が良いこと。
これが、インスタグラムを始める前に考えなければいけない大前提です。
インスタと相性が良い商品とは?
なぜ多くの人がインスタグラムを使いたいと思うのか?を考えたときに流行語の『インスタ映え』を連想する人も多いのではないでしょうか?
インスタグラムが得意としているのは動画を含む画像を共有することです。
多くの人は有名人やフォローしている人の見ごたえのある画像を見たり、自分が撮った写真を見せたりして「いいね」などのコミュニケーションをとることを主な目的としているはずです。
文章が読みたくてインスタをするわけではなく、あくまで画像を見せあえることを期待して多くの人が利用しているので、商品についてもその良さをビジュアルでアピールできないとインスタ利用者から評価を得るのは難しいでしょう。
インスタと相性が良い商品の例を挙げると、
- デザインが豊富な商品
- 色違いを比較して見せたい商品
- 文章で説明するのが難しい独特なデザインの商品
- その美しさを知ってもらいたい商品
- 躍動感のある動きをアピールしたい商品
- 実際に使っているところを見せたい商品
など、画像や映像で見せたほうが早いし伝わる商品はインスタを使うべきです。
逆に見た目よりも機能をアピールしたい商品なら、ブログを使って文章と図解で説明をしたほうが良いです。
まずは紹介したい商品やサービスが「インスタと相性が良い」という大前提をクリアできるかを判断してください。
相性が良い商品であれば、インスタを始めた初日から「いいね」をもらうこともできるでしょう。
集客の武器として勧めたい、もう一つの理由
ネットショップを営むに当たって、誰もが頭を悩ます一番の問題が集客なんだと思います。
ネットビジネスにおける集客の定番と言えば、
- ブログ
- 広告(リスティング広告など費用を伴うもの)
- SNS(インスタ、Twitter、Youtubeなど)
最終的にこの3つ全てから集客できるようになれば素晴らしいのですが、この記事を読んでいる方にとってはそんな簡単な問題ではないと思います。
そこで今回のテーマであるSNSですが、集客において以下の点で優れています。
- 投稿するだけなら費用がかからない
- 始めたばかりの人でも投稿を見てもらえるチャンスがある
- 自らアクションを起こすことでフォロワーを増やせる
つまり「費用面でのリスクを負うことなく、且つ早く結果を出せる。」のがSNSです。
この特徴について他の集客手段と比較しながら掘り下げて説明します。
集客は広告のほうが早い
「投稿するだけなら費用がかからない。」というのは裏を返せば「費用さえかければ広告のほうが早く集客できる。」という意味が隠れています。
SNSは一部の例外を除けば情報が拡散するまで時間を要しますが、広告は費用をかけたぶんだけしっかりと集客をしてくれます。
ただしデメリットとして、
- 費用がかかる分、利益が目減りする
- 上手く運用するには経験が必要
リスティング広告ならキーワードを選んで、クリック単価と予算のバランスを取りつつ赤字にならない運用をする必要があるので、初めての方が広告で赤字を出すなんて話は決して珍しくありません。
ネットショップを始めたばかりの方で、まだ費用面でのリスクを負うことが出来ない環境にあるのなら、まずはSNSでの集客をお勧めします。
ブログで集客すると、こうなる
昨今、ブログでの集客に苦戦しているという話を良く耳にします。ブログで集客をするためには、検索キーワードを考えつつ多くの記事を投稿し、さらにGoogle検索で上位表示される必要があります。
その「上位表示されない」という苦行に耐えながら記事の執筆を続けるわけですが、その難易度が益々上がっているというのです。
その点SNSなら、始めたばかりの人でも投稿を見てもらえるチャンスがあります。 例えば「#ハッシュタグ」をつけるなどがそうです。(ハッシュタグがいかに重要かについては別途まとめます。)
ブログを頑張っている方に怒られそうですが、以下はこれから集客ブログを書く人に知っていただきたい「あるある」です。
- 題材を考え、キーワードを意識しつつ数千文字の文章を書く
- 検索の上位に載るまで魂を込めた記事を公開し続ける
- それでもなかなか検索エンジン(Google)に評価されない日々が続く
- 記事にSEO対策を施し、検索の表示順に一喜一憂する
- いつ結果が出るのか分からない不安と戦う
早く利益をあげたい人にとっては精神衛生上よくないですし、 これが理由で挫折する人も少なくないと思います。
それでも私は以下の理由でブログはやるべきと考えます。
- SNSでは賄いきれない多くの情報を柔軟に発信できる
- 金銭的なリスクなく始めることができる
- 成長したブログは後々集客の助け、若しくは集客の柱となってくれる
すぐに結果が出ないなら、
「今は」ブログ に集客を期待するのをやめましょう。
SNSでの集客を試していたら、いつのまにかブログからも集客できるようになっていた、というスタンスで進めることを提案したいです。
先に決めないと後悔する2つの方針
インスタを活用するための具体的な方法を次回の記事より掲載する予定ですが、その前にインスタを運用するにあたって考えていただきたい「方針」があります。
これは、インスタから思うような成果が得られないと感じたときに必ず考えることなので、先に決めておかないと途中で方針変更したくなって、結果遠回りをすることになります。
メインとなるターゲット層を決めておく
この記事はフリーランスとしてこれからネットショップを始めたいと思っている人向けに書いています。なので、大規模な総合ショップではなく小さな専門ショップの運営を念頭に置いています。
もし小さな専門ショップを営むなら、どんな人に自社の商品やサービスを紹介したいのかを、最初の段階で決めておきましょう。ここがぶれるとショップが押し出す特色もぶれてしまいます。
インスタの場合、ターゲットが念頭にあると「どんな画像がうけるのか?」の判断や、逆に思わぬ好評を得た画像があったときに「ターゲットと違う人達が集まっているのではないか?」などの判断ができるようになります。
また、後々フォロワーさんを集める際の行動指針としても役に立ちます。(フォロワーさんの増やし方については次回以降の記事で紹介します。)
インスタで何をしたいのか?
「いまさらこんな話をするのか」と言われてしまいそうですが、ここがフワッとしたままインスタを始めると統一性のない画像が集まりがちです。
- 商品を紹介したい
- 自社のサービスを紹介したい
- ショップを営む人間の人柄を紹介したい
- ショップの雰囲気を紹介したい
- とにかく多くの人の注目を集めたい
方針はそれぞれですが、どのような方針にするにせよ守ったほうが良さそうなルールがあります。
見る人に自分が何屋さんなのかが分かるようにすること。
商品の画像や、おいしそうなグルメの画像、風景の画像が混在していると、何を専門としているアカウントなのか分かりずらくなりますよね。
インスタには「プロフィール画面」という自分の投稿だけを集めたページがあります。ここは文章で自己紹介ができる場所でもあるので、自分の投稿に興味を持ってくれた人達が度々訪れる場所です。
ネットショップにとってこのプロフィール画面は、ショップの概要を伝える場所であり、商品を一覧で見せるカタログでもあります。
なので、閲覧者に対していかに見やすく工夫するか、アピールするかをインスタを始める最初の段階で考えておくことを強くお勧めします。
もちろん、運営の途中で思いついたアイデアを試すための方針転換はあってもよいと思います。その時点でベストと思える方針でインスタを運用しましょう。
最後に
今回は具体的な方法論に入る前の心構えのようなことばかり書きました。既に心得ているという方は、ご容赦ください。
最後に「インスタグラムを始めて最初の1ヶ月でやるべきこと」をまとめておきます。
- 【大前提】取り扱う商品とインスタグラムの相性を判断する
- メインターゲットを決める
- どのような画像を投稿するのか運営方針を決める
- 実際に画像の投稿を始めてみる
- ターゲットに近そうな人を見つけて、こちらから「いいね」をしてみる
最後の「いいね」をするは、フォロワーを増やすきっかけになりますので、積極的に試してみてください。
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